5月10日、本店で大豆の栽培講習会を開催しました。生産者85人が参加し、高品質・収量の安定化のため栽培方法を確認しました。久留米普及指導センター担当者は、大豆の収量向上に向けて課題を説明しました。併せて、令和4年度みどりの食料システム戦略実績報告をしました。実証試験は管内の18経営体・155fを対象とし、部分浅耕一工程播種と少量散布ノズルの検証を行いました。作業性と燃料の評価では、部分浅耕一工程播種は慣行と比較して、燃料消費量は2.2L/10eの削減、作業時間は0.56時間/10eの削減となりました。また、収量の比較では9〜28%の増収となり、土壌中水分の動態も慣行と比較して、一貫して水分が高い状態を保っており土壌の乾燥を軽減し、乾燥害の抑制により、大豆の小粒化を改善しました。少量散布ノズルの効果の検証では、10f当たりの水補給回数は、慣行では19回、少量散布ノズルでは3回となり作業効率を大幅に改善できました。今後も、所得向上・作業の省力化に向け生産者へ情報提供し7月の播種に向け準備を行っていきます。
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Date: 2023/05/10
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